会社から逃げた日

 先週の木曜日から会社を休んでいます。初めて会社から逃げました。
話し合いの場を設けることになっているのですが、スケジュールの問題で次の水曜日まで行かないつもりです。
パワハラ気質の人と一緒になった現場や昼夜連続の激務の現場でも逃げたことなんて一度もなかったんですが、今回はすんなりと決断できました。
身体の不調として胸の動悸が止まらず電車の中で倒れそうになったり、味がわからない等の症状が現れました。
一番の原因は複数管理職らの指揮命令系統の機能していない指示からくる板挟みや八つ当たりからくるストレスだと思っています。
個人個人に何度訴えても変わらなかったことに対する怒りや虚しさがぐちゃぐちゃと混じり合ったような感情でしょうか。
身体や頭が全く動かないというより、これから先どうやったらいいのか、をずっとぐるぐる考えている状況です。
私個人の問題ならば逃げても何も解決しないのでしょうが、今回は少なくとも自社の当事者だけで4人です。(その先にジョイントベンチャー2社、約20名)
一度離れて冷静に考えられたらと思いますが、やり方をミスると、もうこの現場には戻れないというプレッシャーもあります。

最終的にどう着地させるのか。

定年近い50代の方たちの考え方ややり方が今さら変わることはかなり難しいなと思っていますが、一方で自分が納得のいく結末でないとこのまま仕事することは無理だろうなと感じています。
その影響が引っ越しや転職等で家族に及んでも厭わない、とまでは言いませんが、たぶん今のままを受け入れることは無理だろうなと思います。

育休までとって、仕事よりなにより家族が大事だと認識しているはずですが、こんな感情は自分で少しびっくりです。

今回は経験の中でも「できることならしない方が良い」ものの部類です。
この経験を糧に成長できるとかは全く思いません。
自分で選んだ行動ですが、さっさと終わらせたい。

復職祝い金

 復職してから最近は特に慌ただしく過ごしており、いつの間にか年の瀬を迎えています。
一人の時間を作らないとゆっくり振り返ることも立ち止まって考えることも出来ないので、あっという間でした。
このまま高速飛ばして実家に帰省し、少しだけゆっくりしてまた慌ただしく新年が始まると考えると、なんとも落ち着かないですね。

 12月は下期の賞与が支給されました。
復職は3月末でしたので、今回は支給に関する条件を全て満たしていました。
特に査定に関しても不利なことはなく、職場でも普通に皆さんと接してもらえたと思います。
(私が早く帰ることを知っていても、ごめん!と17時ギリギリで仕事を依頼してくる人もいましたが・・・)
そして今回は復職祝い金という名目で、会社から10万円支給されました!
支給理由は、「2023年下期賞与時において、欠勤が発生せず、完全復帰を果たしたため」だそうです。
正直、会社のこの気遣いは嬉しかったです。
会社としては、特に女性に対して、復職後もばりばり働きたい人へのインセンティブで始めたのでしょうが、金額がいくらであってもとても嬉しい気持ちになりました。
年末年始は何かと物入りですが、そんな中で有意義に使ってしまいたいと思います。
今からでも温泉宿とか取れたら行ってこようかな。なんて、あったかい気分にさせてもらいました。
来年も変わらず頑張りたいですね。

未来への種まき

 最近「失われた30年」という言葉をたびたび耳にしますが、30年どころかこのまま40年、50年と続くんだろうなと思っています。
私が勤めている建設会社は株価や業績に関してはここ3,4年上がっています。
しかし現場にいる私の目には、ただの「利益の先食い」によるものでしかないと感じています。
そしてこの先食いによって損をしているのは、私のような中堅社員や以下後輩たちだと思います。

弊社では何が起こっているかと言うと、年々減少する工事発注量の中で利益を多く出せそうな大型物件に絞って受注し、確実に利益を出して工事を完了させる。
現場の責任者は50代の管理職が多く、それ自体はいいのですが、その人のやり方でその人が動き回って現場を仕切る。
No.2の若い人が実質現場を仕切るということをやらなくなりました。
当然、小さい現場は受注すらしていませんので、中堅以下の社員は自分が頭で現場を治める機会がなくなってきています。
その理由を推測すると、「失敗できない(リスクをとれない)」「上司の出世欲」の2点だと考えています。
会社としては失敗する(事故を起こしてしまう等)と、大型物件ばかりで稼働現場が少ない分、利益に直結します。
30代の人間に任せるよりも、今まで現場を治めてきたベテラン社員がそのままトップでやってもらった方が会社としてはリスクが小さいでしょう。
2つ目の上司の出世欲ですが、出世するには今の役職で前年度以上の利益を上げる等のわかりやすい実績が必要になるでしょう。
そうなると、若い人間の育成よりも今の戦力で利益を最大限上げる方が簡単です。
せいぜいあと10年くらいしか勤めない会社の未来よりも自分の事が大事という気持ちも分かりますが、それが「管理職」というなら違うでしょう。
会社やそこに勤めている従業員にはまだ何十年も続く未来が待っています。
「俺たちが若いころは3年経って資格取ったら1億の現場に一人で放り込まれてたわ」とか偉そうに言ってたじゃないですか。
その時の苦労や失敗の経験が自分を成長させてきたとなぜ気づかないんだろう。ふざけるなと思います。

 これは会社だけでなく、役所で言えば市長や国会議員等でも言えるのではないでしょうか。
いくら有能な人でも年齢的に60近くなってトップに立つのは長い目で見ると得策ではないように思います。(選ぶのは市民・国民ですが・・・)
退いて、そのポジションを若い人に譲ってあげてほしいです。
若くしてトップを張ることになった人は自ずと努力し、あと20年,30年働くのなら制度等も時代に合わせて見直し変えていくでしょう。
事なかれ主義、慣例主義で乗り切るには長すぎる年月ですから。
「十年後に問題が起こっても、そのときにはもう俺は引退してるからいいか」みたいな話も聞かなくなると思います。
そのような自分だけ、目先だけの考えで仕事をされると、私は明るい未来を描くことができません。
国レベルの失われた30年も、根本の原因は未来への種まきをできないからに行きつくんじゃないかなと考えています。

 

 働き方改革のもと、残業時間を減らすために通常業務以外のプラスアルファの部分はなかなかできません。
本当は後輩の育成のために細かい工事日記として現場の記録を残すようなことをやりたいと思っていますが、「会社にとって必要な業務ではない」ためなかなか思うようにできません。
会社としてはそれよりも残業時間の削減や4週8休の実現の方が成果と見なされますから。
私が入社して計画部に配属になった時、今の計画部長が当時30十代でまだ組合員でしたが、その時に業務とは別に作成してくれたエクセルの様々な構造計算例が今も多くの人に使われています。

時短になるから良いというより、考え方の確認が出来て安心感があります。
実務で使用したり、後輩の教育で使用したり、会社としても貴重な財産になっています。
彼に能力があったから成しえたとかではなく、私もそのような未来につながる種まきを自分の出来る範囲でやっていきたいと思っています。

育児休業後はじめての賞与

 先週の金曜日に育休から職場復帰して初めての賞与が支給されました。
金額的には組合員平均の1/3くらいで、一か月分は無いくらいでした。

勤めている会社では賞与は年2回支給されます。
私は休業期間が約8か月でしたので、単純に1年の半分以上働いていないから夏のボーナスは出ないんだと思っていました。
(休業期間中に冬のボーナスが12月に満額に近い金額支給されました)
実際、規則には休業期間中は賞与が支給(計算)されないという内容があったと思います。

 支給日に組合から一斉に賞与支給金額の調査メールが届きました。
そこには賞与の算出方法に関する資料があったのですが、支給額は評価指数や予算調整率等の係数がやたら多く、はっきりした金額が私にはよく分からないものでした。
評価指数については会社から自分の評価がAAなのかAなのかBなのか・・・7つある評価のうちどれで理由が何かも説明されていません。
そして肝心の支給対象者に関する記述、評価対象期間がいつか、育児休業による欠勤の補正率がいくらか等が全く分かりません。
今まで「組合員平均○○か月分支給」ということばかり気にして、算出根拠を理解していなかった自分も悪かったと反省しています。

これは自分で考えても分からないし、せっかくなので来週あたり組合に問い合わせてみようかと思います。
そこで色々教えてもらったことを職場や後輩にも伝えていければと思います。

夏のボーナス私は出ないんで~と言っていたら職場の先輩二人と週末飲みに行くことになりました。
その日までにははっきりさせて、きちんと伝えられたらいいなと思います。

いつまでに出来る?

 GW明けに持ち越しとなった仕事があります。
資料の作成ですが、内容は施工管理だけでなく現場の作業員さんにも理解しやすいものが求められます。
資料には作成者の個性が出やすいものであり、とりあえず自分の思うようにやってみろと言われていました。
しかし今の仕事は他社さんと一緒にやっているので、その会社の過去の資料を見せていただき、それに沿って作成できるように準備していました。
GWに入る前の最終日の話です。
そして最終日が終わる間際になって、現場所長から標記の質問です。

「いつまでに出来る?」

 

 私は今の職場に通勤で片道2時間かかります。
しかしそれを理由に仕事を滞らせたり同僚の負担が大きくなるようなことは絶対にしないと決めています。
本当にやらなければいけない仕事であれば、まずは泊まりこんででもやりますし、それでも終わらないと思われる場合は周りを巻き込んで完成させます。
そういうものでなければ、基本的にどの仕事も少し余裕を持たせた期限で回答したくなるものではないでしょうか。
本件の私の見立てでは突発的に現場で何かあっても1日半で終わる、そしてその資料は5/15(月)のPMで使用するものと把握していました。
よって所長には次のように回答しました。

・水曜日中にできると思います(出勤は火曜日から)
・木曜日にご確認いただけますか
・必要であれば金曜日までに修正します

それに対して、「2日でできるのなら大したもんだが、大丈夫か」と言われてしまいます・・・。
正直、他の急ぎでない業務を後回しに調整すれば私には一日で終わる仕事です。
過去の資料と同じ形式にしようと思っているので、成果品にケチがつくこともそこまでないと思っています。
しかし大丈夫かと言われてしまったので、一日さらに余裕を持たせて木曜日までに終わらせますと回答しました。
(実際は逆に火曜日中に提出してしまおうと思っています。)

 この「いつまでに出来る?」という問い方は相手とコミュニケーションをとれているようですが、雑で良くないなと感じました。
相手の能力から完了し得る日を予測して、いつまでに欲しい(この日までに出来るかな?)という納期の希望を示していないからです。
本当は分かっていて相手の出方を探っているのかもしれませんが、この人わかってないんだなと思わせてしまうと相手はどんどん余裕を持たせて納期を提示したり、これが業者の見積だったら人工(にんく)をふかして吹っかけてくるかもしれません。
チームの成果を最大化したいのであれば、相手を理解した上で実現可能な目標設定をしてあげることが大切なのではないかという考えに至りました。

 

【家庭で試してみよう】
 それを踏まえて、GW中に一つ家庭で実践しました。
内容は、長女がYouTubeを見る時間をズルズル伸ばさないで止められるかどうか、についてです。(いつまでに止める?なんて聞いたら止めない!と言うでしょう・・・。)
テレビの画面で英語の勉強のために一緒に見ることがありますが、それだけでなく日本語の普通の動画(レゴが多い)も好きに選んで見せることがあります。
長女の性格的に気持ちはわかるのですが、集中しだすとなかなか自発的に止めないことが多くて何とかしたいと思っていました。(長女は視力が悪いため)

今までは「○○時までだよ」と一応一方的に約束してから見せていました。
これを「○○時までには止めてお父さんに代わってほしいけど、出来るかな」というような問いかけに変えてみました。
これは娘が動画を見始めてから聞きます。
止める時間は見始めた動画が終わる時間(短ければ2本分)を把握し、その次の動画を見終わってしまうと約束の時間を過ぎるように設定しました。
見過ぎないように止めるというより、敢えて長時間になろうと、私との約束を守って自発的に止められるようになる事が目的です。
そして約束の時間より早めに自分から止めたときは、めちゃめちゃ褒めました。
今は2,3本、40分くらい見ないと止めてくれませんが、少しずつ時計や私との約束を意識してくれているのかなと思います。
これを長女の現在地だと認識しました。
それを踏まえて、ここまでなら彼女にも出来るという目標を設定しながら、それが出来たら褒めてあげる。
そうすることで嫌な気持ちにならずに子どもが成長できれば嬉しく思います。(今までは強制的に消したり怒ったりして止めさせていたので、私もいい気はしませんでした)

仕事とプライベートでは前提条件や土俵が違うので全てが応用できるとは思っていませんが、仕事で感じたことや学んだことが家庭で生かせそうであれば、これからも色々試してみようかなと思います。

単身赴任やめました

 8か月の育休から復帰し、4月からは施工管理として現場に赴任しました。
赴任先は自宅から片道2時間あります。(電車で1.5時間+駅までの移動で30分)
当初は単身赴任の予定でしたが、いくつか理由があって今は自宅から通勤する形をとっています。

 一つ目は建設業における労働環境の変化です。
国や協会は働き方改革の中で長時間労働を無くそうと4週8休に向けて取り組んでいます。
私が赴任した現場は民間工事ですが、4週8休で工程を組んでいます。
当然、残業時間の削減にも取り組んでいますので、夜遅くまで仕事することはまだありません。
以前は休日出勤や残業も21時ぐらいなら珍しくありませんでしたが、ここ最近5年くらいで急に変わったなという印象です。
そういうわけで長時間の通勤も何とかなりそうなので、まずはやってみることにしました。
(事務所にシャワー室があるので、夏場でも何とかなるかな~と思っています)

 

 二つ目は子どもたちとの触れ合う時間を作るためです。
朝は5時半に家を出るので、妻や子どもたちは寝ていて顔を合わせることはありません。
しかし帰りは頑張ると20時半に帰宅することができます。
そういう日は帰りの電車に乗ってすぐ妻に連絡します。
普段は20時に寝てしまう子どもたちですが、私が早く帰る日は頑張って起きてくれています。
帰宅後はすぐ風呂に入るので、その前のたった5分程度ですが、子どもたちと触れ合う時間をつくることが大切だと思っています。
4歳の長女はまだいいですが、1歳の長男は3日間顔を合わせなかっただけで明らかに素っ気なくなりました。
1日置きでも顔を合わせることで、長男は私を「お父さん」と認識してくれます。
長女は手紙を書いてくれたりしていて、私が急に毎日仕事に行くようになって寂しいんだろうなと思います。
なので多少無理してでも出来るなら子どもたちの側にいてあげたいと思っています。

 

 三つ目は時間的な制約です。
帰るのに2時間かかるのであれば自ずと時間の使い方を考えます。

そして周りの人も無理に仕事を振ることもできません。

通勤大変だから近くに住みなさい=遅くなっても大丈夫と言い替えることができます。

強制的に無茶な働き方を避けるためにも単身赴任をやめたいと思いました。

また赴任した現場はとても大きく、工期も5年以上あります。
赴任して10日程度ですが、技術的なことではなく、この現場は人間関係に問題があるように見受けられました。
指揮命令系統が全く機能していない、しかもボスは癖の強い性格であり、なかなか環境を変えようとするのは難しい感じです。
そう遠くない将来、職員同士で衝突する日が必ず来ると見込んでいます。
本現場で私は監理技術者等の役職をもっていません。
それは現場が終わるまで途中交代できないことはないということを意味しており、いざという時は、自分が潰れる前に脱出しようと思っています。
現場近くに宿舎を借りて単身赴任すると簡単にはできませんが、「いざとなったら逃げられる」というお守りをもつことで、心に余裕をもって業務に臨めている気がします。
この辺の仕事に対する考え方の変化は、育休中に見つめ直す時間がたくさんあったからこそだと思います。

今のやり方がいいのかはわかりませんが、仕事は大事、でも家族にとって何が一番いい形かを考えながら、復帰後初の現場に臨みたいと思います。

店社勤務で見えた景色

 育児休業が終わり、先週から職場復帰しています。

復帰しましたが今月は現場ではなく店社勤務となり、久しぶりの電車通勤です。

社内もそうですが、通勤時も大阪市内を通るので色んな人が見えます。

出勤して一番驚いたのが挨拶がとても小さいということです。

時差出勤で早くから出社してる方がいるので静かにしてるのかもしれませんが。

ただ、元気がないというわけでは無いようで、打合せ時などは笑い声も聞こえたりします。

…普通に声出るやん。

これは役職関係なく、いくら仕事ができようが皆さんとても印象悪かったです。

早起きして通勤に一時間以上かかれば朝から疲れてるのかもしれません。

私も眠くはないですがふくらはぎが既にパンパンで辛いです。

(ヒールの女性はホントにすごい)

復職した日から歓迎でもハブられてるわけでもない冷めた感じでしたが、今の雰囲気の中に居るのは良くないと感じています。

張り切るつもりはないですが、変えられるところは小さいことから意識して変えていけるように努力しようと思います。

駅のホームでも順番守れといい年したおっちゃんが若い男性をわざわざ大声で怒鳴ってたりして、前はこんな頻度で嫌な思いするもんだったかなと驚いています。

人の振り見て、でもうしばらく店社勤務頑張ろうと思います。

 

今日は初めてスマホから作成しました。

キーボードに慣れていますが、通勤の時間を有効に使えないかと思ったからです。

しかし集中できるものではないですね。

復職してもまだもう少し育休の振り返りをして整理したいと思っていましたが、それは落ち着く夜にしようと思います。

明日は他の方のブログを読みながら、楽しく通勤できたらいいなと思います。