【男性の育児休業②】育休取得までの経緯

 今回は育休取得に至るまでの経緯について記します。
子供が生まれた令和4年3月末、妻は1週間ほど入院しました。
生まれたのは第二子(長男)であり、少なくとも妻が退院するまでの期間は私が仕事を休んで長女の世話をする必要がありました。
この時は管理職である現場所長に入院期間は有給取得しますということを伝えました。
その際、「今は会社としても育休取得を推進しているから、ちゃんと調べておけよ」ということを言われました。
育休かぁ、と思いながら会社のパソコンで社内規定について各項目調べました。
しかしそれらしい記述も見つけられず、普通に有給申請を出して乗り切りました。
このときは育休について、女性社員のためのものだろうくらいにしか思っていなかったです。

 4月に入り、私は現場の仕事に復帰しました。
妻は4月から幼稚園に通いだした長女の世話と、生まれたばかり長男の世話を一生懸命してくれていました。
入園準備や入園してからも何かと忙しく、長男の夜泣きなどであまり寝れていない状況でした。

 そして6月に入り、妻からこのように言われます。
「長女が夏休みに入るとちょっときついかもしれない」
普段めったに弱いところを見せない妻からの言葉に驚きました。
何より妻の状況をわかってあげられていなかった自分自身が情けなく、申し訳なかったです。
夏休みが始まる7月末から1か月以上、何とかしなければいけない。
そこで再度、育児休業について調べることになります。

 まず社内規定について、対象者が「従業員」という表記であり、男性社員でも取得可能であることに気づきます。
そして育児休業給付金について、雇用保険加入者である私も対象だとわかりました。
これは何度も何度もグーグルでいろんな記事を読んで確認しました。
そして休業期間中は給料が支給されないけど保険料は免除と知り、これなら育児休業を取得しても経済的に全然持ちこたえられると判断しました。
こうして育休取得に向けて動いていくことになります。

 結果的に育休開始は8月1日からとなりました。
社内規定では取得の1か月前に申請となっており、6月末に急いで申請しました。
当時の自分がついてなかったと思うのは、周りに育休を取得した社員が一人もいないことでした。
社内には女性社員もいますし、当然ご自身で出産して育休を取得されている方もいます。
しかし私は現場に出て工事を進める仕事でした。周りには男性しかいません。

もし気軽に話を聞ける先輩がいたとしたら、悩まずにもっと早く取得を決めていただろうなぁ・・・。