私はいつまで若い人?

 昨日の土曜日に妻から「ポケモンGoで何かイベントやってるみたい」と言われました。
イベントよりも気になることがあったので起動してみました。
このアプリにはGPSと連動して一週間に何Km歩いたかを測定する機能があります。
先週は現場でよく動き回ったので気になって確認しました。
結果は50km弱でした。
金曜日はほとんど事務所に籠っていたことを考えると、大分動き回ったなぁという印象です。
実際、木曜日の晩にはかなり疲労が溜まっていたので、帰りに一人焼き肉屋で軽く食べてから帰宅したほどです。
こんな仕事のやり方をこれからもずっと続けられる自信は正直ないです。

 

【若いときは頑張れるとき】
 30代後半になって体力的に落ちたなと感じる面もあります。
しかし今回の現場で所長に挨拶をした際にも、「若いですね」「はい、頑張ります!」みたいなやり取りをしました。
この年になれば後輩の面倒をみつつ一緒に仕事をするという場合が多いかと思いますが、私は年下の人と一緒に仕事をする機会がほとんどありませんでした。
今回も私の他は40代1名、50代2名、60代2名(嘱託+派遣)という何ともバランスの悪い構成です。
ああ、そりゃあ若いですねと言われても納得します。

 客観的に見て、私は別にもう若くないと思っています。
会社に入って2年くらいは店社で施工計画書を作る仕事をしていましたが、難しくて毎日遅くまでしていました。
(抱えている業務が皆さん多いためか、あまり誰々に仕事を教わったという意識もないです)
時には終電で帰る、それでも間に合わないときは始発でなく車で夜中のうちに出社する日もありました。
そんな生活をしていた時、現場から店社に上がってきた先輩に言われた事があります。
「大変だけど、今は多少無理しても体は頑張れる時だから(今は仕事を)頑張れ」
その後、現場に配属になってからもかなりきつかったです。
毎日怒られながら日中は現場に出て、17時からは事務所で書類をし、飲みに誘われた日は2時、3時になったりしていました。
それでも何とかなっていたのは「若いから」だったのかもしれません。

【いつまで若いと言われるのか・・】
 その後は現場でも役職を任されるようになり、自分の現場として責任を持つ立場になりました。
それでも現場では私が一番若いということがほとんどで、「まだ○○歳?若いね~」なんて話をよくされました。
10年以上続けてきたやり取りですが、いったいいつになったら「若い人」でなくなるのでしょうか。

 人手不足と言われる建設業ですが、最近は「エイジフレンドリー」なんて言葉が聞かれるようになりました。
年齢の高い人でもその人に合わせた業務や環境づくりをして働きやすくしなければならないということです。
そんな中現場にいる60代の派遣や再雇用の職員に若い人と同様の現場管理をお願いできるでしょうか。
結局いくつになっても昔のまま、「若いから」現場に積極的に立ち、役職を持てば事務所でも段取りや各方面との調整に追わせる日々を過ごすことになります。
再雇用や派遣、外国人労働者を迎え入れることは時代の流れかもしれません。
しかしいくら人件費がかかろうと、若い社員や今現場で踏ん張っている人を大切に扱う職場であってほしいと思います。
働き方改革などによってこれから魅力的な仕事になって、若い人から年配の方まで分布が偏らないようになれば嬉しいなと思います。