不動産投資をはじめたきっかけ

 今回は育休中にはじめた不動産投資について記します。
引っ越した大阪の自宅近くで購入しても大丈夫と判断した物件に出会えたので、休業期間中に不動産投資として賃貸業を始めました。
ここでは不動産に興味を持ったきっかけや購入した目的について記します。

 

【不動産に興味を持ったきっかけ】
 最初に興味を持った時期は結婚して30歳になった頃です。
その頃は関西に住んでいましたので、本拠地として大阪に自宅を持とうと考えていました。
この時は新築戸建てに興味を持ち、住宅展示場やハウスメーカーの話を聞きに行っていました。
そしてどういう流れで家が建つのか、ハウスメーカー工務店による価格の違いや特徴について触れましたが、金額が大きいだけにもう少し自分の中で判断できるだけの知識をもっていないと納得できず後悔しそうだなと感じていました。
消費税が8%のうちに~とか、金利が低いうちに~という話は気になりましたが、焦らず考えようと思いました。
その後転勤が決まり、しばらく持ち家のことは保留となりました。

 次に興味をもったのは税金について勉強し始めた時です。
20代後半から30代前半は夜勤や残業、休日出勤が当たり前の現場をこなしていました。
そして長女が生まれた頃に年収で1,000万円を超えました。
しかし手取りがあまり増えていないこと、児童手当の所得制限に引っかかることなどから、これでは頑張っても報われないと思い、税金について勉強し始めました。
この時はいかに収入を増やすかではなく、出切るだけ課税所得を減らしたいと考えていました。
普通は副業して事業所得を得て青色申告して・・・となるのでしょうが、本業の後に副業をする時間など確保できないと思っていました。
その中で行き着いたのは、不動産所得を得て、減価償却等による損益通算で赤字にするということです。
会社員としての私の収入は残業や休日出勤の多さでかなり変動しますから、少ない年は普通に不動産所得を得て、上限を超えそうな年は不動産の損益通算で何とか出来たらいいな~・・・となんとなく思っていました。
(私は年収の上限を児童手当がもらえるであろう960万円としています。それ以上は休日出勤して頑張って稼いでも悔しくて報われないからです)

 

【不動産を購入した目的】
 不動産投資を始めようと最終的に決めた理由は実家です。
これは両親から実家を相続する時のために勉強しておきたいというのもありますが、一番は実家に帰るきっかけが欲しいと思うようになったからです。
私は九州出身で、就職してから地元を離れていますが、年に1回は帰省しています。
そして今、子供が二人生まれ、いつまでも両親がいるわけではないと思うようになり、なるべく帰って顔を見せてあげたいと思うようになりました。
最終的には地元で不動産を所有し、帰省するきっかけになればいいなと思っています。

 不動産はこれからも必ず関わります。
今は賃貸に住んでいますし、新築を建てても中古を買ってリノベするにしても、実家を相続しても、金額が大きくて長く関わるものだけにちょっと本を読んだ程度の知識では不安です。よく分からないまま騙されて損させられたりしたくないです。
不動産投資を通してCFや税金、リフォームや手続きについて実際に体験しながら勉強してみたいと思いました。
半年ほど地元でいい物件がないか探していましたが見つからず、今は自宅近くに購入することになって良かったと思っています。
購入まではなかなか手間もかかり、休業中でなければ投げ出していたかもしれないです。
しっかり勉強して、自分の性分に合っていればいつか地元でも不動産が購入できればと思っています。

【男性の育児休業⑤】平日のやること

 今回は育児休業期間の平日に私が何をしているかについて記します。
平日(特に通院やイベントがない日)の流れは以下のようになります。

 6:30~ 起床(全員)
 7:15~ 朝食(作るのは妻だったり私だったりします)
 7:45~ あと片づけ、洗濯もの
 8:15~ 登園準備
 8:40~ 幼稚園登園(長女) 妻が送ります。徒歩2分
 9:00~ 掃除
10:00~ 長男お昼寝(1.5h) → 自由時間(妻は離乳食や夕食の準備等)
12:00~ 昼食(インスタントやパンなどで簡単に)
12:30~ 自由時間
14:00~ 長女帰宅 → お風呂
15:00~ 長女とおやつ → 一緒に遊ぶ(パズルや平仮名の練習、ピアノ等)
16:30~ 長男お昼寝(1h)
18:00~ 夕食(妻が作ってくれます)
19:00~ 寝る準備、洗濯
20:00~ 就寝
~24:00 自由時間

大体こんな感じです。
書き出すと自分でも非常に余裕のあるスケジュールに見えますが、毎日大変です。
これには赤ちゃんの世話やいわゆる名もなき家事が反映されていないからですね。
長男はハイハイやつかまり立ちをし、自由に遊ばせますが目が離せません。
お昼寝も途中で目が覚めますので、また眠るまで抱っこして階段を上り下りします。

 

 そして長女のお世話が大変です。
ものすごい赤ちゃん返りであり、長男を嫌っています。
目を離すと押したり蹴ったりするので、毎日叱ってしまいます。
自分が一番でなくなったと感じて構ってほしい気持ちも分かりますが、ダメなものはダメと教えたいので毎日根気よくやっています。
行き過ぎるとただ私の思い通りにならないことに怒っているだけでは、と立ち止まり自己嫌悪になることも多いです。
しかも叱るときは自分の感情をコントロールしなければいけないので疲れます。
未だに何が正解かわからず模索しています。

 

 余裕がありそうな平日ですが、さらに時間を確保しようと洗濯機を買い換えました。
最新のドラム式洗濯機 乾燥機能付き 東芝 ザブーン 税込み35万円でした。
新居に浴室乾燥機がなかったので雨の日が大変というのもありましたが、洗濯物を干す毎日の10分間をお金で買った感じです。
静かなので寝る前に回して、朝ごはんの後にたたむだけです。
高いので悩みましたが、自分で毎日干してるとどうしても必要だと思い、11月に買いました。
しわになる服は別洗いにしてますが、それでもかなり助かります。

 

 さて、ゆっくり集中して活動できるのはみんなが寝た20時以降です。
ただ長男の夜泣きで2時間おきくらいで起きるので、おむつを替えたり抱っこはします。
疲れている日は一緒に寝ますが、自由時間は大体以下のようなことをします。
・読書(不動産や税金に関するものが多いです)
・資格試験の勉強(簿記、溶接管理技術者←本業のやつ)
・情報収集(不動産投資と自宅購入のための物件や土地情報)

 

 既にやったことでは9月末に投資用不動産(戸建て)を近所で購入しました。
物件購入価格500万円で全額自己資金です。
将来的な自分の家も検討している中で、先に賃貸用を購入したことになります。
家賃には手を付けず、リフォーム費用や次物件購入資金として貯めています。
これにより不動産関連の知識、3月に確定申告をして税金について実体験で勉強できればと思っています。
自主管理で家から近いので、時々借主さんの所に行ってお話ししたり気になる箇所の補修やお手伝いをします。
これも日中の自由時間にやっています。
道中ではネットに掲載されている物件の下見をしたりして歩き回ったりもします。
この辺も結構勉強になったことが多いので、別日にまとめてみようと思います。

【男性の育児休業④】育休による経済的不安 

 今回は育休取得において経済的不安はなかったのかについて記します。
育休取得申請をする前に経済的に問題ないか以下の4点について確認しました。
育児休業給付金はいくらもらえるのか
②住民税はいくら払うのか
③月々の生活費はいくらなのか
④育休取得により得すること・損することは何か
順番に確認していきます。

育児休業給付金はいくらもらえるのか
 これは(賞与を除く取得前6か月の総支給額)/180日×67%とありました。(ただし上限が456,300円×67%)
私の場合、455,700×67% = 305,109円 です。上限ぎりぎりでした。
(6か月以降は455,700×50% = 227,850円)
賞与の比率によりますが、恐らく年収900万~1,000万くらいから上限いっぱいになるのではないでしょうか。
私の場合は賞与が約3か月分(年間約6か月分)と年収に占める割合が高めです。
受給前の平均手取り額は33万円ほどでしたので、思ったよりもらえるな(普段引かれてる税金が高すぎるんだな)という感じです。

②住民税はいくら払うのか
 保険料は免除されますので、育休取得中も支払うことになる住民税について確認しました。
これは昨年度の所得で決まっていますので、育休中もそのまま継続して同額を支払います。
私の場合、毎月40,800円でした。

③月々の支出はいくらか
 固定費として家賃や保険に通信費等、それに食費等の生活費を合わせて毎月約32万円でした。
引っ越し先の家賃が高く(125,000円/月)、学資保険2名分(47,000円/月)の負担がかなり大きいです。
これに児童手当 25,000円/月を差し引き、毎月約30万円の支出と見ていました。

④育休によりその他得すること・損することは何か
 ①~③より、休業期間(6か月間まで)は住民税分の4万円程度が赤字となります。
しかし今まで家族帯同で転勤している間、家賃がほぼ会社負担の生活を5年ほど続けていたおかげで生活防衛資金を十分確保できていました。
なので赤字でも「毎月4万円赤字」とはっきり数字でわかると育休取得における経済的不安は全くありませんでした。

育休取得によって得すること
・育児に専念し、子どもと接する時間が増える(復職後は単身赴任になる身としては貴重な時間です)
・育児の大変さを知り、妻に対して素直に感謝できるようになる
・男性として育休取得を経験することで会社の後輩にも取得に向けたアドバイスをできるようになる
・次年度所得制限項目はクリアできる(第二子が生まれてぎりぎり児童手当を受給できる微妙なラインの年収のため)
・次年度住民税が大幅に低くなる
・妻と分担しながら自分の時間を確保しやすくなる(資格試験、副業、住宅購入に向けた情報収集等)

育休取得によって損すること
・毎月の収入が下がる(賞与が出ないことは大きい)ため、貯金を崩す場合がある
・復職後のキャリアに影響があるかもしれない(私は出世を望まない性分なのであまり心配していませんが)

 個人的には経済的理由で育休取得を諦めるほどの大きな問題やデメリットはないように思いました。
毎月の収支をちゃんと数字で把握することができれば不安はありません。(毎月口座残高が減るのはいい気持ちではないですが)
それよりも得るものの方がはるかに大きい貴重な時間だと思っています。
私は今のうちに精一杯子供たちと触れ合うことで、復職後の単身赴任もしっかり前を向いて頑張れるような気がしています。

【男性の育児休業③】申請時の会社の反応

 今回は育休取得申請時の会社の反応について記します。
男性である自分も育休がとれると分かったので、6月末に早速現場の管理職(現場所長)に育休取得の意思を伝えました。
そして休業期間を最初は8月から12月末までの5か月としていました。
なぜ子供の夏休み期間だけでなく年内いっぱいにしたか、少し説明します。
私の仕事は工事現場の施工管理であり、一つの現場が終わると次の現場の近くに引っ越す、いわゆる転勤族です。
育休申請時には次の現場が大阪であることが内定しており、現場開始時期が11月ぐらいから、という感じでした。
つまり夏休みが終わってしばらくすると転勤になるのですが、その時は幼稚園を転園する必要があります。
生まれた長男は病気持ちでしたから、他にもかかりつけの病院を決めたりするなど、生活基盤を整えることに時間がかかると思っていました。
そこで休業期間を敢えて長めに設定して生活基盤を整え、私も次の現場開始に合わせて復帰すれば良いと考えました。
なので取得の理由として、長女の夏休みに合わせて妻の負担を軽くするため育児に専念したいこと、引っ越しして生活の基盤を整えたいということを丁寧に説明しました。

そして所長からは以下のようなことを言われました
・子どもの夏休み期間の育休はわかった
・9月からは支店(大阪)に通って次の現場の準備をするではだめなのか
・決めるのは会社だから担当課長には連絡しておく

・・・ん?今は会社も育休取得を推進していると言っていたよな。
会社から何のアナウンスもアドバイスもなく、自分で調べて丁寧に理由まで説明して、本来気を使わなくていいのに次の現場の事を考えて休業期間を設定しているのに、なぜ夏休みが終わったら大丈夫という話になる??
この時は本当にもやもやした気持ちを抑えて話を終えました。
次の日に担当課長から電話をいただき、不在である担当部長に連絡しておくということでした。

そしてさらに次の日、課長から改めて電話をいただき、育休取得について了承をいただきました。
こうして次は人事課に連絡し、A4一枚の申請用紙をメールで送ってもらいました。
あとは印鑑ついて返送したら終わりです。
無事に6月中に申請を終えることができました。

育児休業給付金の手続等わからないことが多いので、人事課の担当者(男性)にいろいろ聞きました。
しかし「今できることは特に何もないです。時期になれば自宅に書類を郵送しますので確認してください」とだけ言われました。
ただでさえ初めてのことで不安でしたので、もう少し丁寧に教えてほしかったです。

 7月に入り、担当課長がパトロールで現場に来る機会がありました。
育休取得のため業務の調整をしていただくことになるのでお礼を言いました。
そして帰りに駅まで送っていく二人きりの車内でいろいろ聞かれました。
給料出ないようだけど大丈夫? ⇒ はい、休業給付金で何とかなります。
税金とかどうなるの? ⇒ 住民税は払いますが、保険料は免除されます。
次の現場開始時期が早まれば、復職時期はまた相談でいいのかな? ⇒ ・・・は?
遠回しに復帰を早められないかジャブを打たれた感じです。
会社として育休取得を推進しているはずが管理職が制度を理解していないんだという、残念な気持ちになりました。
今は育休取得の意思確認をやっているのだろうか・・・。
後に聞いたのですが、社内で男性が育休を取った前例がまだなかったようです。
しかし経験すれば自分は教えてあげられます。
今後私が管理職になったとき、経験を踏まえてアドバイスをしたり、取得する人の気持ちにより添える人でありたいと強く思いました。

【男性の育児休業②】育休取得までの経緯

 今回は育休取得に至るまでの経緯について記します。
子供が生まれた令和4年3月末、妻は1週間ほど入院しました。
生まれたのは第二子(長男)であり、少なくとも妻が退院するまでの期間は私が仕事を休んで長女の世話をする必要がありました。
この時は管理職である現場所長に入院期間は有給取得しますということを伝えました。
その際、「今は会社としても育休取得を推進しているから、ちゃんと調べておけよ」ということを言われました。
育休かぁ、と思いながら会社のパソコンで社内規定について各項目調べました。
しかしそれらしい記述も見つけられず、普通に有給申請を出して乗り切りました。
このときは育休について、女性社員のためのものだろうくらいにしか思っていなかったです。

 4月に入り、私は現場の仕事に復帰しました。
妻は4月から幼稚園に通いだした長女の世話と、生まれたばかり長男の世話を一生懸命してくれていました。
入園準備や入園してからも何かと忙しく、長男の夜泣きなどであまり寝れていない状況でした。

 そして6月に入り、妻からこのように言われます。
「長女が夏休みに入るとちょっときついかもしれない」
普段めったに弱いところを見せない妻からの言葉に驚きました。
何より妻の状況をわかってあげられていなかった自分自身が情けなく、申し訳なかったです。
夏休みが始まる7月末から1か月以上、何とかしなければいけない。
そこで再度、育児休業について調べることになります。

 まず社内規定について、対象者が「従業員」という表記であり、男性社員でも取得可能であることに気づきます。
そして育児休業給付金について、雇用保険加入者である私も対象だとわかりました。
これは何度も何度もグーグルでいろんな記事を読んで確認しました。
そして休業期間中は給料が支給されないけど保険料は免除と知り、これなら育児休業を取得しても経済的に全然持ちこたえられると判断しました。
こうして育休取得に向けて動いていくことになります。

 結果的に育休開始は8月1日からとなりました。
社内規定では取得の1か月前に申請となっており、6月末に急いで申請しました。
当時の自分がついてなかったと思うのは、周りに育休を取得した社員が一人もいないことでした。
社内には女性社員もいますし、当然ご自身で出産して育休を取得されている方もいます。
しかし私は現場に出て工事を進める仕事でした。周りには男性しかいません。

もし気軽に話を聞ける先輩がいたとしたら、悩まずにもっと早く取得を決めていただろうなぁ・・・。

【男性の育児休業①】はじめまして

 はじめまして。paczo91と申します。

タイトルのとおり、私は男性であり、育児休業中の大阪在住会社員です。

令和4年8月から休業開始しました。

終了は子供が1歳になる令和5年3月末です。

仕事からこんなに長い間離れることは恐らくもうありません。

忙しい日々から離れると、その時間にいろいろなことを考えてしまいます。

ここには子供の成長記録ではなく、育児休業という貴重な時間に私が何をし、何を考えていたか、父である私自身の記録として残すために始めました。

私は建設会社で現場の施工管理として勤めており、制度や法的なことに関しては詳しくありません。

しかしリアルな数字や考え、想いなどをこれから綴っていきたいと思います。