給湯器の交換

 今回は賃貸に出している戸建ての給湯器交換について記します。
昨年の9月に購入していた投資用物件において、借主さんから給湯器が壊れたとの連絡を受けました。

【自分でやらないで!】
 昨日からの寒波で雪が降る中での故障でした。
お湯が5分くらいで止まるということで外付けの給湯器に問題があるのかといろいろ触っていたところ、配線がショートして破断したとのことでした。←危なすぎ
そして大阪ガスに連絡したところ、現地確認だけでもお金がかかることを言われたので、私に連絡したということでした。
もう怒りや後悔で落ち着かなかったです。
不便してないから大丈夫だよと言われてましたけど、無理にでも説得して早めに交換しておくべきでした。
万が一、感電したらどうするんですか。
自分でいろんなものを直せる借主さんですが、これからはまず私に連絡してくださいねと念を押しました。←もう二回目

【古い設備は思いもよらないことがある】
 業者さんと昨日の朝一に現地確認しました。
借主さんは仕事に行くということで、勝手に敷地内に入らせてもらい、できれば帰ってくるまでに交換してシャワーが使える状況にしてあげたいと思っていました。
雪が降るこの寒い中、最優先は費用よりお湯が出ること。
しかし現地に着くとイメージしていたものと違いました。

給湯器交換前


電源をとるコンセントが外にない。(屋外に防水コンセントがあるという思いこみ)
どうやら電源も操作するリモコンも室内からとっているようです。
・・・これでは電源抜いているかわからない。
給湯器の在庫はありましたが、この状況で交換するのは怖いのでさすがにやめました。

夜、借主さんの帰りを待って室内へ。
リモコンと一緒に電源用の線も一緒に室内に配線してありました。
ここで日中にショートした配線を見て気づいていれば良かったんですが、電源をとる配線にしては不安なほど細い・・・。

ショートした配線

結局、後日電気屋さんも連れてきて、室外への防水コンセントの設置と配線の入れ替えをお願いすることにしました。
借主さんには今日からお湯が使えるようになるという期待を裏切ることになりましたが、事情を説明して銭湯に行ってもらいました。
費用よりまずはお湯が使えるように復旧、しかしそれ以上に優先されることは安全な工事です。

業者さんも呼んでいるのにやめると決断することはとても勇気がいることですが、早く終わらせることだけ考えて焦っていたら判断を間違えるところでした。

【これからの管理について】
 そして今日、電気屋さんも連れて昼間に工事です。
雪の影響で借主さんが在宅だったことが幸いでした。
電気屋さんに聞いても、元の配線のままで復旧するのはやっぱり危ないということでしたので、それを聞いて本当にほっとしました。
こうして無事に給湯器を交換し、お湯が出るようになりました。

給湯器交換後(屋外コンセント設置)


二日も待たせましたが、借主さんにはこんなに早く動いてくれてありがとうと感謝されました。
(コーヒーを淹れてもらい、みんなでお菓子といっしょにいただきました)
ちょうど私がよくお世話になっている設備関係の業者さんが揃いましたので、改めて借主さんにご挨拶しました。
そして私の育休が3月までであること、それ以降は何か問題が発生した時に私が確認に来られない場合がありますが、その際は彼らが直接伺って修理してもらうこともあるという話をしておきました。
これで給湯器という当初から気になっていた大きな問題は解決したし、起こりうる水漏れ等の修理でも私抜きで解決できる仕組みが整いました。(内装工事等も彼らのツテで外注が可能)
ここまで来れば戸建ての投資としては自主管理でも基本的にやることはないでしょう。
物件を購入してから約3か月間、様々な業者さんとコネを作ったり本を読みながら投資の方針について勉強してきました。
今の借主さんが退去されるときはリフォームと入居者の募集という大きな壁が現れますが、それまでは楽になりそうです。
投資としてのリターンより、仕組み化して楽にしていけることの方が不動産投資の良さなのかも知れないですね。
問題は起こらない方がいいですが、久しぶりに仕事した気がして楽しかったなぁ。
投資としてお金を回収することが目的ですが、ありがとうと言われる仕事のやり方や付き合い方を大事にしたいです。

【本件の学び】
 給湯器の耐用年数は約10年ですが、壊れた給湯器は型番から1988年製であることがわかりました。
下手したら30年近く使用していたことになります。
無知って怖い・・・。もっと勉強します。
費用より、スピードより、安全を最優先に考えて判断すること。
いい経験させていただきました。