関わってはいけない人

 今回は関わってはいけない人ということについて記します。
先日の給湯器交換の帰りに遅くなったので小料理屋に寄ったのですが、久しぶりにそのような人に会ってしまったので考えをまとめてみます。

【学生の自分には免疫がなかった】
 世の中には自分とは分かり合えない人や頭のおかしい人、あるいは人の優しさに付け込んだ質の悪い人など様々います。
今は友達と仲良くしましょう、先生の言うこと聞きましょうで全然いいと思うのですが、いずれ自分の子どもが社会に出る前には一度しっかりと話したいと思っています。
私自身は大学に通うまで学校という狭いコミュニティにしかいなかったので、本当に世間知らずだったと思います。
大学に通えば正門には変な宗教の人が熱心に勧誘していたり、友人がマルチやってる噂が流れてはぶられたり、道端のアンケートから変な勧誘を受けていたり、悪質な訪問販売の人が家に来たり、飲み屋で自分の親くらいの年齢の人がいきなり酔って絡んできたり・・・。
もう世の中にはホントに変な人がいる!と中々衝撃でした。
最初は人の話を聞こう、困っている人は助けようなどという姿勢で話を聞いていましたが、もうしんどくて止めました。
学校で育んできた「お互いを認めてみんな仲良くしましょう」という感性は危険だと感じ、世の中には変な人も悪い人もたくさんいる、そんな人たちと出会ったら無視して関わらない方が良いと考えるようになりました。

【学校では習わない事】
 これらの事は学校では習わないし、子どもの頃から人(友達)を疑うことに慣れてしまうのは良くないとも思っています。
しかしいざ自分の娘・息子が大学で下宿して怖い思いをしたら?と考えるといつかは話をしたいなと思っています。
娘なら変な男にたぶらかされたり暴力で抑えつけられることがあるかも知れません。
息子なら粋がって悪ぶっても本物のもっと悪い奴に利用されてしまうかも知れません。
失敗してから学んでもいい、自分の意思で正しいと思うことをやってくれればいいと思っていますが、社会に出る前に親として何かできる事はないのかと考えてしまいます。
見守ることがいいのか、自分の経験を聞かせたらいいのか・・・。

いつ何をしたらいいのか、今も答えは出ていません。

【少し付き合ってみたけれど】
 私が関わってはいけないと考える人は、人の話を聞かない人、論理が飛躍する人など、いわゆる「会話にならない人」です。(これ以外にもたくさんいますが)
これらの人は自分は正しい!と思い込んでいる節があり、分かり合えることはないです。
今日テレビを観ていて、「防衛費も上げて反撃能力も保有して、絶対に戦争はしませんか?」と総理に質問している人がいましたが、こんな人も同じです。
ただ戦争反対を訴えたいだけ、建設的な話も出来ない子どもみたいな人だなと感じました。

 さて冒頭の小料理屋にいたお客さんだったんですが、とにかく一方的に話し掛けてきました。
やれ天皇は必要ですかだの、やれ共産党になったら大変だの、やれ満州が・・・等、聞いてもいないのに延々とです。
(こちらは店内のテレビを観て目線すら合わせていないのに・・・。)
今までだったら一、二杯飲んですぐ帰っていたと思うんですが、この人どこまで話すんやろと逆に興味が沸いてきました。
(店の人も止めろよって感じですけどね・・・。)
結局2時間くらい居て、唯一分かったのは「子育て大変だろうけど頑張ってね」という何とも薄い言葉だけでした。

・・・関わってはいけない人は、やっぱり無視か逃げるが正しいと改めて思いました。

給湯器の交換

 今回は賃貸に出している戸建ての給湯器交換について記します。
昨年の9月に購入していた投資用物件において、借主さんから給湯器が壊れたとの連絡を受けました。

【自分でやらないで!】
 昨日からの寒波で雪が降る中での故障でした。
お湯が5分くらいで止まるということで外付けの給湯器に問題があるのかといろいろ触っていたところ、配線がショートして破断したとのことでした。←危なすぎ
そして大阪ガスに連絡したところ、現地確認だけでもお金がかかることを言われたので、私に連絡したということでした。
もう怒りや後悔で落ち着かなかったです。
不便してないから大丈夫だよと言われてましたけど、無理にでも説得して早めに交換しておくべきでした。
万が一、感電したらどうするんですか。
自分でいろんなものを直せる借主さんですが、これからはまず私に連絡してくださいねと念を押しました。←もう二回目

【古い設備は思いもよらないことがある】
 業者さんと昨日の朝一に現地確認しました。
借主さんは仕事に行くということで、勝手に敷地内に入らせてもらい、できれば帰ってくるまでに交換してシャワーが使える状況にしてあげたいと思っていました。
雪が降るこの寒い中、最優先は費用よりお湯が出ること。
しかし現地に着くとイメージしていたものと違いました。

給湯器交換前


電源をとるコンセントが外にない。(屋外に防水コンセントがあるという思いこみ)
どうやら電源も操作するリモコンも室内からとっているようです。
・・・これでは電源抜いているかわからない。
給湯器の在庫はありましたが、この状況で交換するのは怖いのでさすがにやめました。

夜、借主さんの帰りを待って室内へ。
リモコンと一緒に電源用の線も一緒に室内に配線してありました。
ここで日中にショートした配線を見て気づいていれば良かったんですが、電源をとる配線にしては不安なほど細い・・・。

ショートした配線

結局、後日電気屋さんも連れてきて、室外への防水コンセントの設置と配線の入れ替えをお願いすることにしました。
借主さんには今日からお湯が使えるようになるという期待を裏切ることになりましたが、事情を説明して銭湯に行ってもらいました。
費用よりまずはお湯が使えるように復旧、しかしそれ以上に優先されることは安全な工事です。

業者さんも呼んでいるのにやめると決断することはとても勇気がいることですが、早く終わらせることだけ考えて焦っていたら判断を間違えるところでした。

【これからの管理について】
 そして今日、電気屋さんも連れて昼間に工事です。
雪の影響で借主さんが在宅だったことが幸いでした。
電気屋さんに聞いても、元の配線のままで復旧するのはやっぱり危ないということでしたので、それを聞いて本当にほっとしました。
こうして無事に給湯器を交換し、お湯が出るようになりました。

給湯器交換後(屋外コンセント設置)


二日も待たせましたが、借主さんにはこんなに早く動いてくれてありがとうと感謝されました。
(コーヒーを淹れてもらい、みんなでお菓子といっしょにいただきました)
ちょうど私がよくお世話になっている設備関係の業者さんが揃いましたので、改めて借主さんにご挨拶しました。
そして私の育休が3月までであること、それ以降は何か問題が発生した時に私が確認に来られない場合がありますが、その際は彼らが直接伺って修理してもらうこともあるという話をしておきました。
これで給湯器という当初から気になっていた大きな問題は解決したし、起こりうる水漏れ等の修理でも私抜きで解決できる仕組みが整いました。(内装工事等も彼らのツテで外注が可能)
ここまで来れば戸建ての投資としては自主管理でも基本的にやることはないでしょう。
物件を購入してから約3か月間、様々な業者さんとコネを作ったり本を読みながら投資の方針について勉強してきました。
今の借主さんが退去されるときはリフォームと入居者の募集という大きな壁が現れますが、それまでは楽になりそうです。
投資としてのリターンより、仕組み化して楽にしていけることの方が不動産投資の良さなのかも知れないですね。
問題は起こらない方がいいですが、久しぶりに仕事した気がして楽しかったなぁ。
投資としてお金を回収することが目的ですが、ありがとうと言われる仕事のやり方や付き合い方を大事にしたいです。

【本件の学び】
 給湯器の耐用年数は約10年ですが、壊れた給湯器は型番から1988年製であることがわかりました。
下手したら30年近く使用していたことになります。
無知って怖い・・・。もっと勉強します。
費用より、スピードより、安全を最優先に考えて判断すること。
いい経験させていただきました。

「サービスです」は言わなくていい

 昨日ICL治療を受けてきました。
ICLはレーシックと同じ視力矯正手術であり、レーシックは角膜を削って視力を調整しますが、ICLは眼の中にコンタクトレンズを挿入するものです。

ICL手術費用:¥646,000

内訳

右目:¥290,000(乱視なし)

左目:¥356,000(乱視あり)

まだ経過観察中ですが、術後は特にピントが合わずスマホやパソコンを見ることが難しかったです。
そのタイミングで私のブログに興味を持たれた方が何名か読者になっていただいたのですが、その方がどのような記事を書かれているのかまだほとんど見れていません。
落ち着いたらゆっくり見させていただきます。ありがとうございました。

【サービスで○○しています】
 さて、手術日の話ですが、施術していただいた医院では術後に写真を撮ってくれるようでした。
「サービスで写真撮影しておりますが、いかがでしょうか」と受付で言われました。
その際、医院の名前入りの「手術しました」的なことが書かれたプラカードを見せられたのですが、これって知人に見せたりSNSに投稿することで宣伝してもらおうという趣旨ですよね。

【万人に受ける言い回しはないけれど】
 私にとって「サービス」とは百パー「Give」なものであるという認識です。
お互いにとって記念にもなるし宣伝にもなるWin-Winであるなら、「よかったら写真を撮ることが出来ますがいかがでしょうか」だけで良いのではないかと思ってしまいました。
プラカードに名前が無ければ何とも思わなかったんですけどね。
商売として利用しているただのキャンペーンをサービスだと言われると、真意を隠して物事を有利に進めようとする営業マンみたいで何か反射的に嫌になります。
私みたいな捻くれた考えの人もいるので万人に受ける言い方は無いのかもしれませんが・・・。
ご飯を食べに行って「こちらお店からのサービスです!」と言われても、それ込みの価格設定してるよね、って思ってます。
「そのお酒に合うから、よかったらこれ少し食べてみて」と小鉢に少しよそってくれたら気持ちが伝わります。
私は人に騙されないように物事をどうしても構えて見てしまいます。
大したことじゃ無いのにこんな日常のサービスにまで構えてしまうなんて、自分がおかしいのか、世の中が世知辛いのか・・・。
ただ、本当は人の好意には素直に甘えられるようになりたいと思っています。

数字のマジック

 今回は数字のマジックということについて記します。
以前に男性の育休取得率が10数%程度ということを書きましたが、その数字がどのように算出されているのかが気になりました。

厚労省の雇用均等基本調査】
 男性における育休取得率の計算方法は以下の通りです。

男性の育休取得率 = 取得者数 / 配偶者が出産した社員数 × 100 (%)

これは厚労省の雇用均等基本調査というものに公表されているものです。
令和3年度では男性取得者の割合が13.97%となっています。

【取得率だけでは実態がわからない】
 この計算方法だと休業期間が1週間の人でも1年の人でも人数にカウントされてしまうことになります。
さらに調査対象が全数調査かどうかもわかりません。(実際は無作為に抽出された標本調査)

【標本調査の信ぴょう性】
 つまりテレビの視聴率や内閣支持率世論調査のようなものと同じということです。
もちろんどれだけのサンプルを集めたのかわからないので、それぞれで信ぴょう性の程度は違うと思います。
しかし今、これらの数字を鵜呑みにする人は少ないのではないでしょうか。
それはインターネットの普及で自分で欲しい情報を手軽に得られるようになったことや、世の中に数字のマジックがあふれているからだと思います。

【数字のマジックは不誠実なやり方】
 私が思う数字のマジックとは、例えばキャンペーン金利です。
投資信託や定期預金などで見られるいかにもお得に見える商品のことです。
見た目には高い金利が印象的なものですが、年利であるのにその対象期間が数か月だったり、販売手数料や税金を含まなかったり、最初の数年のみ対象で期間終了後は自動で元の金利に戻って継続される仕組みになっていたり・・・。
あとは携帯でよく見る「実質○○円」という表示もそうですね。
相手も商売なのでいかにお得感を出せるかを考えた手法だと思うのですが、買う側にとっては分かりにくくて不誠実です。
契約内容をよく確認しないのはダメですが、確認しても良く分からなかったり気づかなかったりで、後から実は損をしていると分かったときは騙されたと感じるでしょう。

【育休取得率向上は少子化対策の成果?】
 さて、男性の育休取得率についてですが、政府は2025年までに30%という目標を掲げているようです。
まず数字の向上だけでは子育てがしやすい環境になったとは言えないでしょう。
極端な話、1週間程度取得する人ばかりが増加しても実態は大して変わらないと言えるからです。
ところで私は内閣支持率なども操作されているという印象をもっている人です。
算出のためのサンプルは無作為に抽出されているものですが、都合の悪い数字は排除すれば、自分にとって都合のいい数字に操作することができてしまいます。
これは数字のマジックではなく不適切な虚偽の数字になりますが、これだけ世の中の数字に身構えてしまう今の時代なら、悲しいかな私は普通にあり得るのかなと思ってしまいます。
「赤木ファイル」の存在で公文書改ざんという、およそ民主主義とはかけ離れた事件が明るみになる時代です。
政府が設定した目標数字に近づけるため、ばれなきゃいい、あるいは仕方ないと考える人はいるのではないでしょうか。
数年後、勘違いした政治家が「少子化対策の成果です。子育てがしやすい社会に一歩前進しました」とどや顔で言っている姿が目に浮かびます。

【数字ではなく良くなったと実感できる社会がいいと思う】
 一会社員の私ができる事は世の中にほとんど影響を与えない非常に小さなことです。
しかし、今回所属する会社という私の小さな社会の中で、本社で一人、大阪支社で初めてという男性の育休取得に踏み切りました。
これをきっかけに経験からくる話を後輩たちにもできたらいいし、会社の中で取得することへの意識の向上になればいいなと思っています。
自分が良いと思う小さな行動を積み重ねていき、やがて自分の子どもが大人になった時、数字ではなく実態として、社会が良い方向に変わったと感じられるようになっていることを願います。

蕎麦屋さん

 今回は感銘を受けた蕎麦屋さんについて記します。
大阪に越してきて近所に蕎麦屋さんがありました。
それまでは香川に5年程住んでいましたから、蕎麦を食べる機会がなかったので嬉しかったです。
私一人で用事で出かけた日には帰りにそこで軽くお酒を飲みながら昼食をいただいています。

和食屋さんの雰囲気】
 蕎麦屋さんだけでなく割烹や寿司屋などの和食屋さんは格式高い独特の雰囲気があります。
周りのお客さんも紳士的な男性やおしとやかなマダムが多いような気がします。
割烹は一人で行ったことはないですが、お寿司がどうしても食べたいときなどは緊張しながら店を訪れます。
しかも何度か行ったことがあるお店でも毎回少し緊張してしまいます。
それを乗り越えてでも食べたい!と思わせてくれる美味しい料理とお酒があることは確かです。

【大阪はうどん県】
 大阪は蕎麦ではなくうどん屋さんが多いです。(うどん文化である香川県は通称うどん県と呼ばれますので、敢えて県で)

「うどん・そば」を掲げている店もありますが、ザ・蕎麦屋は少ない気がします。
近所には数件しかないようです。(近所と言っても電車で行く同市内レベルの距離)

【子連れお断り】
 そして老舗であったり格式が高い和食の店では子連れのお客さんをお断りしているところもあります。
それ自体はお店の自由ですし、子どもがはしゃぐことでお店のおごそかな雰囲気に水を差す恐れがあります。
しかしその蕎麦屋の大将は「ウチでは絶対に子連れのお客さんも受け入れる」と言っていたことに感銘を受けました。
それは子どもの頃から蕎麦に触れてもらうことで大阪での蕎麦屋の普及や文化の発展に繋がってほしいという熱い想いが伝わってきたからです。
寿司や蕎麦などの職人さんは何年も修行をして極めるというイメージがありますが、そこまで努力して料理を提供しているのに自分から間口を狭くすることはある意味勿体ない気もしますね。
そういう近い将来だけでなく、数十年先を見て物事を考えられる視点は単純にすごいと思いました。
私も子どもの時は回転ずしやうどん・そばの店しか行ったことがありませんでしたから、馴染みがない分なおさら緊張してしまうのかもしれません。
「子連れに優しくしろ」とか「多様性を受け入れなさい」とか何でもかんでも主張して求めることは反対ですが、今回は蕎麦屋の大将の素敵な心意気に触れて感心しました。
私は大将に育休取得中である話をしたことはありませんが、今度お店に迷惑がかかりにくい平日の昼過ぎに娘を連れていってあげようかなと思います。
すごい無口でまさに職人って感じの人ですから、粗相がないように気を付けて・・・。

育児休業給付金

 今回は育児休業給付金について記します。
給付金についてはグーグル等で検索すると、初回2か月分の給付までに時間がかかって困った!という話をよく見ました。

【給付金支給日について】
 おおよそ3か月から遅い方では4か月かかるとありました。
これは受給者や会社の申請のスピードも関係すると思いますが、さずがに4か月もかかれば結構な貯金が必要になります。
私は当時、初回だけ審査に時間がかかってその後は2か月強で給付されるのかどうか疑問でした。
しかし2回目以降の給付日に関する記事がなかなか見つけられなかったので、私が2回目(3,4か月目)の給付を受けたら記録に残したいと思っていました。

【給付にかかる期間は3か月弱】
 私の場合は会社主導で申請してもらっています。
休業開始が2022年8月1日です。
8,9月分の給付日が10月27日 「支給日数60日 支給率67%」 通知書あり
10,11月分が12月26日 「支給日数60日 支給率67%」 通知書なし
初回給付分の通知書を載せておきます。
本当は2回目も通知書が来てから書きたかったのですが、今回から通知書も会社からの確認もありませんでした。そういうものなのでしょうか。

【育休取得期間は半年までに抑えたいの?】
 さて、支給金額については6か月目まで支給率67%ですので、私の場合305,319円となっています。
働いていた時の手取りより数万円少ないですが、生活するにはほぼ困らない金額です。
しかしなぜ6か月以降は支給率50%になるのでしょうか。
2022年における男性の育休取得率は10数パーセントです。
そして政府はパパ・ママ育休プラス制度など法改正をしてまで育休取得を推進しているいるように見えます。
ところが支給率が50%まで下がれば、私の場合227,850円となりさらに8万円ほど引かれます。
実際はここから住民税が約4万円引かれるので確実に貯金を切り崩す必要があります。
ここまで途中から下がると休業期間は半年間までにした方がいいな、と考える人が多いのではないでしょうか。
実際、ブログ等でも「育休を半年取得した」という方がよく見られます。

【今後の給付金と雇用保険料】
 2022年から雇用保険料は上がる方向に見直されました。
育休だけでなくコロナによる影響が大きいのだろうと想像できます。
では今後、男性の育休取得率がさらに上がったら?
コロナがまだまだ尾を引いて経済活動に影響を与えたら?
インフレや増税金利の上昇などの影響で景気が悪くなり、失業率が上がったら?
毎月数千円で済んでいる保険料は確実に上がっていくでしょう。
そんな厳しい社会で支給率67%は高すぎる!と世論がなれば、給付金自体も最初から50%に減額されるかもしれません。
雇用形態も保険適用を満たさない派遣が増えるかもしれません。
表向きは育休取得推進と良い面だけが映りますが、普通に考えるとどんどん不安な点が出てきます。
明るい未来を描くことさえ難しい世の中で、「異次元の少子化対策」などキャッチ―な言葉ばかりが見受けられます。
私には逆にそれが清々しいほど安心や信用させてくれません。
現行制度としてあるものは最大限活用しますが、あくまで自分の身は自分で守るという姿勢でどうするべきかを考え、そして行動できるようになりたいです。

子どもの習い事について

 今回は子どもの習い事について記します。
子どもを抱っこしているととても愛おしく、この子に何をしてあげられるだろうと考えます。
習い事は自分からやりたいことを言ってくれればそれでいいのですが、4歳の長女はまだ何があるかよくわかっていない時期です。

【自分が子どもの時】
 私は5歳くらいから兄や姉に連れられてピアノと水泳をやっていました。
この時は自分からやりたいと言ったわけでなく、親のすすめで全員習っていました。
おかげで学校の授業はクリアできますし、ピアノは自分で子どもに教えることが出来ます。
特にピアノは音楽の基礎を学ぶ手段であったように思いますし、自分の財産になったことは事実です。
しかし当時の先生はとても厳しく、上手に弾けないと当たり前のように怒って叩かれたりしました。
辞めたいと言い出すこともできず、受験があるからと中学2年の終わりにようやく辞めることが出来ました。
子どもの時はSFCドラクエやGBのポケモンにはまっていましたので、練習せず好きなことだけやっていたいと思っていました。
大人になれば自分の財産ですが、やっている期間は楽しくなくて憂鬱でした。

【子どもには何でもさせてあげたいか】
 将来子どもが困らないように色々してあげたいという気持ちはあります。
役に立つことや大事なことが分かっていると、可愛い子どものために色々させてあげたいです。
例えば英語教育や絶対音感を身につけるためにはなるべく早く触れさせることが大事と言われます。
しかし最近は親主導ではあまりやらない方が良いと考えています。

子どものうちは親の愛情は何となく理解できても、「あなたのためだから」と言われる親の心情はあまり理解できないでしょう。
月から金まで習い事をしていたり土日にしている忙しい子もいるでしょうが、どこかで子どもが躓いたり好きじゃなくなったりして立ち止まったとき、何でこんなにつらいことをしているんだと親に対して怒りや不信感を持たれそうです。

【無理に良い教育を受けさせない】
 教育方法は卓球の張本選手、競泳の池江選手、将棋の藤井棋士、東大生を育てた親がやってきたものなど話題になるものがたくさんあります。
しかしそれぞれの分野で結果を出している人たちがたまたまそういう教育を受けただけであり、素質はみな違うわけだから全員がうまくいくわけではないですよね。
公文に連れて行ったらたまたま算数が好きになるかもしれませんが、子どもにとって逆にその時間が苦痛になる場合もあります。
さいころから始めるというのは一つのアドバンテージかもしれませんが、私は子どもが興味を持ってくれるまで何もやらせないでおこうと思っています。

【環境は選んであげられる】
 しかし自分がやりたいことを見つけやすい環境に置いてあげることはできます。
色々な場所に連れて行ってあげる中で、学校の先生やケーキ屋さん以外にもたくさんの職業があることを知ってほしいです。
通っている幼稚園は子どもに様々な体験をさせてくれますし、近くにもスイミングやECC、体操教室といった習い事の場がとても多く、幼稚園が終わった後に幼稚園バスでそのまま送迎してくれたり、園を通してもかなり情報を流してくれます。
家賃相場がけっこう高めの地域で生活はきついのですが、地域的に教育に力を入れている方が多いのだと思います。
楽しそうに幼稚園に通っている子どもを見ると、あれこれ先に習わせるより自分で何か興味をもつまで待ってあげようと思っています。(今はパズルや折り紙に夢中です)
そのうち友達と一緒にここに行きたい!とか言ってくれれば、その時は笑顔で精一杯応援してあげようと思います。