子どもの習い事について

 今回は子どもの習い事について記します。
子どもを抱っこしているととても愛おしく、この子に何をしてあげられるだろうと考えます。
習い事は自分からやりたいことを言ってくれればそれでいいのですが、4歳の長女はまだ何があるかよくわかっていない時期です。

【自分が子どもの時】
 私は5歳くらいから兄や姉に連れられてピアノと水泳をやっていました。
この時は自分からやりたいと言ったわけでなく、親のすすめで全員習っていました。
おかげで学校の授業はクリアできますし、ピアノは自分で子どもに教えることが出来ます。
特にピアノは音楽の基礎を学ぶ手段であったように思いますし、自分の財産になったことは事実です。
しかし当時の先生はとても厳しく、上手に弾けないと当たり前のように怒って叩かれたりしました。
辞めたいと言い出すこともできず、受験があるからと中学2年の終わりにようやく辞めることが出来ました。
子どもの時はSFCドラクエやGBのポケモンにはまっていましたので、練習せず好きなことだけやっていたいと思っていました。
大人になれば自分の財産ですが、やっている期間は楽しくなくて憂鬱でした。

【子どもには何でもさせてあげたいか】
 将来子どもが困らないように色々してあげたいという気持ちはあります。
役に立つことや大事なことが分かっていると、可愛い子どものために色々させてあげたいです。
例えば英語教育や絶対音感を身につけるためにはなるべく早く触れさせることが大事と言われます。
しかし最近は親主導ではあまりやらない方が良いと考えています。

子どものうちは親の愛情は何となく理解できても、「あなたのためだから」と言われる親の心情はあまり理解できないでしょう。
月から金まで習い事をしていたり土日にしている忙しい子もいるでしょうが、どこかで子どもが躓いたり好きじゃなくなったりして立ち止まったとき、何でこんなにつらいことをしているんだと親に対して怒りや不信感を持たれそうです。

【無理に良い教育を受けさせない】
 教育方法は卓球の張本選手、競泳の池江選手、将棋の藤井棋士、東大生を育てた親がやってきたものなど話題になるものがたくさんあります。
しかしそれぞれの分野で結果を出している人たちがたまたまそういう教育を受けただけであり、素質はみな違うわけだから全員がうまくいくわけではないですよね。
公文に連れて行ったらたまたま算数が好きになるかもしれませんが、子どもにとって逆にその時間が苦痛になる場合もあります。
さいころから始めるというのは一つのアドバンテージかもしれませんが、私は子どもが興味を持ってくれるまで何もやらせないでおこうと思っています。

【環境は選んであげられる】
 しかし自分がやりたいことを見つけやすい環境に置いてあげることはできます。
色々な場所に連れて行ってあげる中で、学校の先生やケーキ屋さん以外にもたくさんの職業があることを知ってほしいです。
通っている幼稚園は子どもに様々な体験をさせてくれますし、近くにもスイミングやECC、体操教室といった習い事の場がとても多く、幼稚園が終わった後に幼稚園バスでそのまま送迎してくれたり、園を通してもかなり情報を流してくれます。
家賃相場がけっこう高めの地域で生活はきついのですが、地域的に教育に力を入れている方が多いのだと思います。
楽しそうに幼稚園に通っている子どもを見ると、あれこれ先に習わせるより自分で何か興味をもつまで待ってあげようと思っています。(今はパズルや折り紙に夢中です)
そのうち友達と一緒にここに行きたい!とか言ってくれれば、その時は笑顔で精一杯応援してあげようと思います。